Cultural Story

Mamさんは10年以上勤めていたサンダル会社を退職し、
タイ独特の伝統技法であるマクラメを用いた MILALA HANDMADE を2020年に創業。

長年培ってきた技術と経験を活かし、
従業員20名へ自身が習得した独創的なデザインと手仕事の技術を伝えながら、一足ずつ丁寧に仕立てるものづくりを続けています。

地域に根ざした小さな工房から始まった MILALA HANDMADE は、
タイの伝統技術を現代の感性と掛け合わせることで、
新たな価値を生み出すブランドへと成長しました。

また、地域の女性たちを中心とした雇用創出にも力を注ぎ、
手仕事を通じて安定した収入機会を生み出すことで、
暮らしを支えながら技術を次世代へ受け継ぐ循環を育んでいます。

MILALA HANDMADE のサンダルは、単なる履物ではなく、
タイの伝統、職人の技術、そして作り手の人生そのものを編み込んだ“文化を纏う一足” として生み出されています。

Pharata さんはインテリアデザインを学んだ後、
プロダクトデザインコンサルタントとして2013年から活動を開始。
現在は自身の名を冠したブランド pharata を立ち上げ、
“Unusual Ordinary(ありふれた日常の中にある特別)” をコンセプトに、タイの伝統技術と現代的な感性を掛け合わせたプロダクトを展開しています。pharata のものづくりの核にあるのは、
タイに古くから残る伝統技法を、今の暮らしへ繋ぎ直すこと。

タイ南部・パッタルン県に伝わる
「Nang Talung(ナンタルン)」 と呼ばれる伝統影絵芝居文化に出会いました。この影絵芝居では、牛革や水牛革に細かな穴を穿ち
模様や物語を描く“透かし彫り”の技法が使われています。
Pharata さんはこの技法に強く魅了され、
舞台芸術のための伝統技法だった パンチドレザー(Leather Punching) を、バッグ・アクセサリー・ファッションへ応用。

「失われつつある工芸を、日常で使える形へ再生する」ことをテーマに、pharata 独自のプロダクトへ昇華させました。

Khun Ruxxyさんは、タイの伝統織物が持つ美しさと技術に早くから価値を見出し、地域に残る手仕事を“現代でも選ばれるプロダクト”へと昇華させることを志してRUXXY CRAFTを創業しました。
大量生産ではなく、地域に根差した小さな工房と職人たちの手仕事を活かしながら、バッグやテキスタイル雑貨を通じて「日常で使える伝統」を提案しています。

RUXXY CRAFTのものづくりの核にあるのは、タイ東北部・イサーン地方に古くから受け継がれてきた「手織り」の文化です。
特にブランドの代表的な素材には、地域の織り手が長年培ってきた織技法や、土地に根付いた文様(幾何学模様・縞模様)が活かされており、それらを現代的な色彩やフォルムへ再構築することで、伝統を“使える文化”として継承しています。

Khun Ruxxyは、伝統を保存対象として閉じ込めるのではなく、
「暮らしの中で使われ続けることでこそ、文化は生き続ける」
という考えのもと、現代の感性に寄り添うデザインへ落とし込んでいます。

Fangさんは、タイ発クラフトブランド ETHNICABAÇA(エスニカバサ) の創業者兼クリエイティブディレクターです。
ETHNICABAÇAは、タイの伝統的な手仕事とサステナブル素材を掛け合わせ、“文化を纏うエシカルデザイン” を提案するブランドとして生まれました。

Fangのものづくりの核にあるのは、タイ各地に根付く編み文化や色彩感覚、そして職人の手仕事を、現代の暮らしに自然と馴染むかたちへ再編集することです。
バッグそのものを単なるファッションアイテムとしてではなく、文化や素材の背景ごと持ち歩けるプロダクトとして設計しています。

ETHNICABAÇAを象徴するのは、廃プラスチックを再生した素材とレザーを組み合わせる独自のクラフト手法です。
細かく再加工した再生プラスチックを線状素材へと生まれ変わらせ、職人が一つずつ丁寧に編み込み、レザーと組み合わせることで、軽さ・耐久性・美しさを兼ね備えたバッグへと昇華しています。
廃材に新たな価値を与えるこのものづくりには、Fangの “Trash to Treasure” という思想が込められています。

またFangは、伝統を保存するのではなく、日常の中で使い続けられることでこそ文化は生き続けると考えています。
そのためETHNICABAÇAでは、タイの伝統的な編み技術や民族的な配色感覚を、現代的なフォルムや用途へ再構築し、今のライフスタイルに寄り添うデザインへと落とし込んでいます。
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